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本当に虫歯菌を除去するべきなのか

日本人は常識のように「虫歯菌を除去することが虫歯予防になる」と思い込んでいる人が多いですよね。
しかし、本当に虫歯菌は除去するべきなのでしょうか?
結論から言うと、虫歯菌を完全に除去する必要はありません。
というよりも、一回定着してしまった常在菌を完全に除去することは不可能です。
現代医学においても、特定の常在菌のみを口腔内から完全に除去する方法はないのです。

そもそも、虫歯菌というものは人間にとって敵なのでしょうか?
虫歯菌というと、なんだか悪い細菌のような気がしてしまいますよね。
しかし、基本的に虫歯菌というものは人間にとって必要不可欠な常在菌の一種なのです。

虫歯菌というものは、口腔内においてのいわゆる悪玉菌です。
これは腸内細菌にも言えることですが、悪玉菌というのは存在そのものが人間に害をなすという意味ではありません。
個体の作用が人間に不利益な作用を及ぼすだけであって、善玉菌とバランスを取りながら体内に生存することで、人間が生存するのに必要不可欠な存在となっているのです。

たしかに虫歯菌は糖分を餌として酸をまき散らし、その酸によって歯が溶けてしまい虫歯になります。
しかし人間の唾液にはそれを抑止し、溶けた歯を再石灰化する機能が備わっているのです。
加えて虫歯菌は、食べ物の消化を助けたり、外部から侵入する病原菌を退治したり、人間にとって欠かすことのできない役割も担っています。

つまり虫歯菌は他の細菌とバランスよく生態系を築けてさえいれば、人間との利害関係が正常に構築されていれば、至って無害な細菌なのです。
しかしこの生態バランスや利害関係が乱れてしまうことがあり、その場合の症状の一つが、虫歯なのです。